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子宮脱

子宮は周りを靭帯で支えられていますが、子宮脱とは加齢や多産等により靭帯が脆弱になり徐々に子宮が下降してきてしまう病気です。時には子宮が膣から完全に出てしまい異物感や不正出血が起きてしまったり、頻尿等の症状があると言われています。

ペッサリー

初期であれば骨盤底筋体操で改善することもありますが、進行していくとペッサリーというドーナツ状のリングを膣内に挿入して下降している子宮を抑える必要があります。ペッサリーにより子宮が膣内に留まり、頻尿等の症状が改善することで不快な症状が改善できるメリットがあります。

膣の広さは個人差がありますが、ペッサリーは様々な大きさがあるので患者さんに合った大きさのペッサリーを挿入します。小さすぎるとペッサリーが落ちてしまうリスクがありますが、大きすぎると痛みや違和感が強くなり膣の壁に炎症が起きて不正出血やおりものの増加につながるので適切な大きさを調整しながら挿入して治療します。

ペッサリーを入れたままにすると膣の壁に炎症が起き、不正出血やおりものが増加するだけでなく感染して熱が出たり、膀胱や腸に穴が開いてしまう可能性もあると言われています。
そのため定期的に交換が必要で3-6カ月を目安に行う必要があります。

また、ペッサリーでも状態が改善されない場合は手術が必要な場合もあります。その場合は手術可能な近隣の病院へご紹介いたします。

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